トリオTHEパンチ [おもしろ日記]
「メーカーの顔は社長が作る」。
やっぱりそう思うのよね。
実際、ゲームってそのメーカーのカラーが如実に出てるじゃない。
大体作品の方向性に関して古くからのメーカーで、現場からの叩き上げの社長なんかだと、自分の趣味嗜好とか性癖が露骨にリリースに反映されちゃってるのね。
例えば、社長がヤクザだと不良高校生が主人公になりがちだったり。
そんな中、最も顕著に出てると思うのがDECO(データイースト)なんだけど、もう凄いのよココ。
だってこの会社、今まで変なコンセプトのゲームしか出さないんですもの。
しかも、この会社自体が素晴らしいのよ。
あの旧ソビエトのチェルノブイリ原発事故の後に、戦う人間発電所「チェルノブ」なんて名前のゲームを出して、案の定、朝日新聞からスルドイ突っ込みが入った時に、「あれはカルノフというゲームのシリーズですから、そのような名前に云々」といけしゃあしゃあとシラを切ったところなんか素敵だわよね。
でも、やっぱりDECOといえば椎茸。
椎茸といえばDECOなのよ。
サイドビジネスでゲーム以外のことをやってるメーカーは少なくないんだけど、それがなんと椎茸なのよDECOの場合は。
社長ったら山でも持ってるのかしら。
でも、実際これで、会社の経営を危機に陥れたこともあるのよ。
なんでそんなに椎茸を愛しているのかしら。
今はもう椎茸からは撤退してるようなんだけど、他にもガスマスクとか超微細気泡浴槽とか、なんか到底ゲームメーカーとは思えないモノばかり手を出して、DECOの社長のチャレンジブルな性格が偲ばれるわね。
そんなワケで今回紹介するのは、DECOの中で最早伝説になっている「奇ゲー」が、この「トリオTHEパンチ」です。
このゲームが出た時代のアクションゲームは「ちょっとマッチョな横スクロール格闘ノリ」が幅を利かせていて、後にカプコンが「ファイナルファイト」を発表し、ストⅡに続く対戦格闘一強時代へと突入していくワケですが、そんな時代の末期にこのタイトルは発表されました。
この手のゲームの元祖はアイレムの「スパルタンX」でしょうか。
そこからSFだの神話風だのと色々と方向性を拡げた亜流ゲームが多々ありましたが、このゲームの方向性の見失いっぷりは只事ではありません。
世界観がまるでバカ高校生の落書きです。
操作するキャラクターが忍者、タフガイ、松明を持った戦士の3人から選ぶんですが、敵キャラクターなんか更に無茶苦茶で、裸のデブやゾンビや招き猫などよく分からない生き物で、世界観を統一しようなんて考えは微塵も感じられません。
これだけのバラバラなシチュエーションに何か深いテーマがあるんじゃないか?と、つい勘ぐってしまいがちですが、考えるだけ損です。
初期の面のボスキャラクターがブロンズ像の手や足で、コンティニュー画面で顔の絵が出てくるので、これはおそらくボス面に何か深い関係があるに違いないと思ってたら、最終ボスは鳩や犬で見事にスルーされてしまいました。
このゲームの企画者は脊髄反射で仕様を書いたのでしょうか。
また、ゲームシステムも他では考えられないものがあります。
ステージ数の表示が「にょき」だの「毒どく」だの、一体どこまで進んだのか全くわかりません。
武器のパワーアップもルーレットで決定するシステムで、その中にはパワーダウンもあって、プレイヤーの努力というものを全く考えてないのがプレイヤーの怒りを誘います。
途中、いきなり自機が呪いで羊になったり、「ダルマさんが転んだ」をゲームシステムに組み込もうとして、自機と一緒に敵も止まってしまって、結局全然意味の無いところなんか、このゲームのパンキッシュなところが出ていると思います。
きっとこのゲーム、各々が全く相談せずに勝手に考えて作ったんじゃないでしょうか。
ただ、このゲーム中に詰め込まれているアイデアの量は、質はともかくとして尋常ではありません。
格闘の部分において、既に「昇竜拳」「バルログの爪」「ダルシムの腕」の原型のようなアイデアが存在していて、ひょっとしてこのゲームが対戦格闘ゲームの必殺技の草分けかも知れないと思うとチョット嫌です。
このゲームはDECOのチャレンジングスピリッツの歪んだ結晶なのかもしれません。
このような作り方でヒットに繋げるのは、草彅クンにビールのCMをさせるぐらいに難しいとは思いますが、いつか成功させて、また椎茸に挑戦して欲しいと僕は思っています。
やっぱりそう思うのよね。
実際、ゲームってそのメーカーのカラーが如実に出てるじゃない。
大体作品の方向性に関して古くからのメーカーで、現場からの叩き上げの社長なんかだと、自分の趣味嗜好とか性癖が露骨にリリースに反映されちゃってるのね。
例えば、社長がヤクザだと不良高校生が主人公になりがちだったり。
そんな中、最も顕著に出てると思うのがDECO(データイースト)なんだけど、もう凄いのよココ。
だってこの会社、今まで変なコンセプトのゲームしか出さないんですもの。
しかも、この会社自体が素晴らしいのよ。
あの旧ソビエトのチェルノブイリ原発事故の後に、戦う人間発電所「チェルノブ」なんて名前のゲームを出して、案の定、朝日新聞からスルドイ突っ込みが入った時に、「あれはカルノフというゲームのシリーズですから、そのような名前に云々」といけしゃあしゃあとシラを切ったところなんか素敵だわよね。
でも、やっぱりDECOといえば椎茸。
椎茸といえばDECOなのよ。
サイドビジネスでゲーム以外のことをやってるメーカーは少なくないんだけど、それがなんと椎茸なのよDECOの場合は。
社長ったら山でも持ってるのかしら。
でも、実際これで、会社の経営を危機に陥れたこともあるのよ。
なんでそんなに椎茸を愛しているのかしら。
今はもう椎茸からは撤退してるようなんだけど、他にもガスマスクとか超微細気泡浴槽とか、なんか到底ゲームメーカーとは思えないモノばかり手を出して、DECOの社長のチャレンジブルな性格が偲ばれるわね。
そんなワケで今回紹介するのは、DECOの中で最早伝説になっている「奇ゲー」が、この「トリオTHEパンチ」です。
このゲームが出た時代のアクションゲームは「ちょっとマッチョな横スクロール格闘ノリ」が幅を利かせていて、後にカプコンが「ファイナルファイト」を発表し、ストⅡに続く対戦格闘一強時代へと突入していくワケですが、そんな時代の末期にこのタイトルは発表されました。
この手のゲームの元祖はアイレムの「スパルタンX」でしょうか。
そこからSFだの神話風だのと色々と方向性を拡げた亜流ゲームが多々ありましたが、このゲームの方向性の見失いっぷりは只事ではありません。
世界観がまるでバカ高校生の落書きです。
操作するキャラクターが忍者、タフガイ、松明を持った戦士の3人から選ぶんですが、敵キャラクターなんか更に無茶苦茶で、裸のデブやゾンビや招き猫などよく分からない生き物で、世界観を統一しようなんて考えは微塵も感じられません。
これだけのバラバラなシチュエーションに何か深いテーマがあるんじゃないか?と、つい勘ぐってしまいがちですが、考えるだけ損です。
初期の面のボスキャラクターがブロンズ像の手や足で、コンティニュー画面で顔の絵が出てくるので、これはおそらくボス面に何か深い関係があるに違いないと思ってたら、最終ボスは鳩や犬で見事にスルーされてしまいました。
このゲームの企画者は脊髄反射で仕様を書いたのでしょうか。
また、ゲームシステムも他では考えられないものがあります。
ステージ数の表示が「にょき」だの「毒どく」だの、一体どこまで進んだのか全くわかりません。
武器のパワーアップもルーレットで決定するシステムで、その中にはパワーダウンもあって、プレイヤーの努力というものを全く考えてないのがプレイヤーの怒りを誘います。
途中、いきなり自機が呪いで羊になったり、「ダルマさんが転んだ」をゲームシステムに組み込もうとして、自機と一緒に敵も止まってしまって、結局全然意味の無いところなんか、このゲームのパンキッシュなところが出ていると思います。
きっとこのゲーム、各々が全く相談せずに勝手に考えて作ったんじゃないでしょうか。
ただ、このゲーム中に詰め込まれているアイデアの量は、質はともかくとして尋常ではありません。
格闘の部分において、既に「昇竜拳」「バルログの爪」「ダルシムの腕」の原型のようなアイデアが存在していて、ひょっとしてこのゲームが対戦格闘ゲームの必殺技の草分けかも知れないと思うとチョット嫌です。
このゲームはDECOのチャレンジングスピリッツの歪んだ結晶なのかもしれません。
このような作り方でヒットに繋げるのは、草彅クンにビールのCMをさせるぐらいに難しいとは思いますが、いつか成功させて、また椎茸に挑戦して欲しいと僕は思っています。
「奇ゲー」も一通りやってみたのね。自由?奔放な会社だったのね。
ダルシムくん達の原型かも?!にはnice!ね。お相撲さんの名前なんだっけ? あっ 思い出した!!! エドモント本田?違うっけ?
by 紅魚雷 (2009-05-07 09:18)
惜しい!
正解はエドモンド本田w
女の人で対戦格闘ゲームのキャラクターを知ってるのは凄いw
by Kimukuta (2009-05-07 13:07)
「イメージ」にお出掛けくださりnice!有難うございます。
by lamer (2009-05-07 13:12)
怪獣出現に驚愕しますたw
by Kimukuta (2009-05-07 13:50)
ゲームはほぼわかりません…(>_<)
特にRPGと格闘ものは全然ダメ☆
RPGは進まないし、格闘モノは技が出せない…★
by キク (2009-05-07 17:08)
こんにちは。
分けわからんゲームのようだけど、その感じがすごく伝わってくる。
おかしくてたまりません。
「社長は会社の顔」、これは文句なく納得!!
by sig (2009-05-07 17:27)
日記についてじゃないですけど、
本田クンって人が一時
「エドモンド本田」って呼ばれていたことを思い出しました。
懐かしくてYouTubeでエドモンド本田の動画を見ちゃいましたよ(>_<)
by mai (2009-05-07 18:04)
糞ゲーっていうか、なんか変なゲームのレビューですかw
それにしても、ゲームメーカーが椎茸ですか。
チャレンジ精神っていうか、いっそゲームメーカー名乗るの
やめたほうがいい気がするんですが(
by 雪猫 (2009-05-07 18:18)
>キック
マイナーな馬鹿ゲームだから、分からないのも無理はないよ~
誰も知らないから書けるw
特訓して旦那さんと対戦できるようにならないと!w
>しぐね茶
昔ってエネルギーの塊みたいな勢いのある面白い社長が多かったけど、最近はそういう人っていなくなったよね。
>nai
かわいそうな本田君w
>雷猫
ネタに困って大変なのよw
そういや、最近データイーストって見かけないな。
さては椎茸事業でも再開して潰れたかw
by Kimukuta (2009-05-07 19:08)
こんちわ~。
色々投資していらっさるんですねぇ、、、、
どのくらいの数のゲームを買って、こんなゲームにぶち当たっているのか、知りたいところです。それとも、狙って買ってる??
by waiai (2009-05-07 23:44)
>waikiki
ワゴンセールの中で異臭を放つ怪しいゲームを自ら好んで買い漁ってたましたので、この馬鹿ゲーム紹介ネタは無駄な浪費と自虐で成り立っているのよよよ。
窓から外に放り投げたクソゲーも数知レズ…
ホントのクソゲーは扱わないのでご安心をw
by Kimukuta (2009-05-08 09:42)
データーイーストは 「神宮寺三郎シリーズ」 よ!(笑
by CANDy (2009-05-08 15:21)
>飴ちゃん
おおう!
神宮寺があったかw
脚本家が変わってから一時期コンスタントに続編が出てたけど、今も出てるんだろうかのぅ。
つーか、神宮寺の続編じゃなくて、クロス探偵物語の続編を出して欲しいんだけどw
by Kimukuta (2009-05-09 08:49)