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64大相撲 [おもしろ日記]

えーと、記事の更新時刻を変更してみた。
閲覧数やnice!数やコメント数にもカウントが影響するのかな~と思って。
カウント集計時間が24時間になると、ひょっとしたら先に挙げた3つの結果も変わってくるのかなと。
あんまり積極的に営業活動してるワケでもないので、そんな大して変わらないような気もするけど、午前0時更新にしてるブログが多いから、興味本位の好奇心ということで1つ。

まぁ、これをすると夜中にゆっくり更新できないというネックがある。
以前の朝7時更新ならばTVに夢中になってて更新が遅れても、ちょいと睡眠不足になるのを覚悟して夜更かしすれば間に合ったけど、この場合は逃げ道がないんですけどね。
なので、今後も続けるかというと分かんないトコもあるんですが、管理画面上での結果如何で目を見張る効果が表れた場合は勿論そのまま0時更新にする…かも。





この日本のゲーム業界の中の独自性として、その数こそ少ないものの、確固たる地位を確立しておりますのが「相撲ゲーム」というジャンル。
大きく格好良いチカラビト達の様式美に、僕達神国日本人にはもう無条件に滾(たぎ)るモノがありますよね。
10年ほど前、僕の友達(イスラエル人留学生で兵役義務の為に帰国してそのまま)と一緒に「大相撲ダイジェスト」を楽しく観ておりました時、事もあろうにそのクソ外人、「きむくた、あんな醜いデブ同士が裸で抱き合ってる姿を見て、一体ナニが面白いんだ?」などとマジ顔で抜かしやがりまして、『ナンダヨォォ!バーカバーカバーカバーカ!そんな事言ってるからお前ら千年(以下自粛)』と、一頻(ひとしき)り口論になりましたが、ことゲーム世界に於きましても相撲のルールを格闘ゲームのフォーマットに置き換えたり、相撲取りの独特のスタイルや儀式を面白おかしく茶化しただけで、中身の方はサッパリという駄目ゲームばっかし。
大体、ただ裸のチョンマゲデブが円形リングの中で押し合い投げあいしてりゃ相撲だと思ってるトコなんかが、もうホントにダメなヤツらなのよね。

あの日本古来の様式美の中で繰り広げられるパワー&マネーゲームを何故再現しきれないんでしょうか。
ここ一番で白星を拾いたい時に、相手力士の部屋へ付き人にダンボール一杯の札束持たせて挨拶行かせたり、朝起きたら自分の頭の上で兄弟子が肥え過ぎが原因で冷たくなっていたり、稽古でかわいがり過ぎて便所で首吊(以下略)。
そんな中、「相撲」に何故か「恋愛育成」と結びつけて、尚且つソレを「マジで」作ってしまった驚異のゲーム、それが今回紹介する、この「64大相撲」です。

ニンテンドー64発売当初において、その中でもただでさえ地味なジャンルのクセに一際地味なパッケージで、(こんなに見た目が弱くてホンマ大丈夫かいな?)と客の方に余計な心配をさせるソフトではありましたが、その中身の狂った具沢山ぶりは非常に素晴らしく、「横綱を目指しながら女の子と出会い、栄光と欲望を手に入れてゆくどす恋ジゴロ系ポリゴン恋愛育成相撲アクションゲーム」という、非常に斬新かつ超欲張りなゲーム内容で、こういうのは誰でも一発ギャグで思いついたりはしても、まさか本気でやるヤツが出てくるとは。

しかもアンタ、今のPS3みたいに開発負荷がとにかく高いN64じゃ、そこらのプレステ(1)の「まー軽く作って損しなきゃオッケー」的な志の低い作り方は出来ないんです普通は。
コレをやろうと言ったヤツもアホですが、それを許した方も相当なモンだと思いましたが、ゲームシステムは基本的に毎回相撲を取ってパラメータを上げ、それにより女の子等のイベントが発生して繰り返していきながら、高感度と番付でマルチエンディングを迎えるというものですが、このゲームの物凄いところはイベントといっても三択などといった甘っちょろいシステムなど1つもなく、この女の子含めて全てに関与する力士のパラメータ操作が、全て取り組みの決まり手によって決定するという仕組みになってまして、女の子の種類でもスチュワーデスからTVキャスター、はてはライバル部屋の娘というちょっとグッとくる設定などありますが、この何故か段々愛らしく見えてしまう3頭身ポリゴンギャルをゲットする為に、今場所は押し相撲中心で行こうとか、いい加減かわし技も覚えないとなーとか妙にヤル気にさせられ、「自分は相撲を取ることでしか自分を表現出来ないッス!」という、純情若手力士の心情を憎いまでにゲームのモチベーションに昇華させております。
しかも、女の子のイベントが「自分の乗った飛行機にハイジャックが発生し、偶然乗り合わせたスチュワーデスの彼女を助ける為、犯人達を大空へうっちゃりをかける」など、不条理なイベントが大量に入っており、僕チン異常な感情移入をさせられました。

でもって、肝心の操作性はというと、結構スピーディーな操作が快感で気持ちいいんですよ。
基本的に3DスティックとCボタンだけですが、単純な操作性に相手との間合いや土俵の位置での技の出し合い、かわし合いで如何に自分のイメージ通りの相撲が取れるかとか真剣に稽古したり、ライバル達との砂漠や南極、はては宇宙空間での野試合という現実感のなさっぷりが相撲ゲームとして、違った意味での奥深さを醸し出しています。

また、中に多彩なミニゲームが入っておりますが、あんたら相撲を好きか嫌いかドッチやねん!
小島から落ちないように牛や犬などをかわしながら寝ている力士をゴロゴロ転がしていく「昼寝でごっつぁん」とか、怪鳥に捕らえられた力士が空高いトコから落とされてトランポリンで風船を割っていく「ジャンプでごっつぁん」など、力士の尊厳を破壊した奇怪なゲームが満載されております。
この「64大相撲」という一見面白くもなんともない普通っぽいタイトルの裏に、こんなネジの外れた本気の作りが潜んでいようとは、果たして皆様想像できましたでしょうか。
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mai

タイトルだけ見た時は単なる相撲ゲームだと思いました。
まさかこんなストーリーがあるとは(笑)
kimukutaさんは64でも遊んでいたんですか。
本当にゲームが大好きなんですね(^^)
更新時刻の変更で何か効果は表れるのかな~♪
by mai (2009-05-17 06:14) 

雪猫

あれ。意外です。Kimukutaさんって相撲好きなんですねー?(
裸のチョンマゲデブって吹いたwwwwwww
扱いがひどいですな・・・・・。確かにそうですけども←
そして、相撲と恋愛をひとつのゲームに入れたという勇気に乾杯でs(
ミニゲームもひたすらカオスなんですね・・・・・。
ごっつぁん!にこだわり過ぎですw

それでは。失礼しましたー。
by 雪猫 (2009-05-17 08:20) 

suzu

ご訪問ありがとうございました。
by suzu (2009-05-17 18:43) 

Kimukuta

>nai
なんの変哲も無い名前のゲームタイトルを確信犯で命名してるんだろうね。
N64自体は友達から譲り受けたのよ。
でも、任天堂のビッグタイトルは全くプレイしてないのw
更新時間の変更の効果は、あるのかもしれないし、無いのかもしれないw

>雷猫
いえいえ、相撲には全く興味はございませんよ?w
他の国では全くやってないから、数少ない日本固有の文化であることは認めてるという立ち位置の人で、別に否定はしてないかな。
低い年齢層の中では相撲人気が低いということもあって、捻くれ者の俺としては相撲ファンになる道もなくはないw

>suzuki
イエ家いえYEAH!
by Kimukuta (2009-05-17 19:38) 

Yuki

お相撲はTVではほとんど見ないけど、一度目の前で
見たことがあります。
実際に見るのは面白かったデス。^^
by Yuki (2009-05-17 20:37) 

七色音

なんか 必死に彼女を助けている姿が浮かぶんですけど・・・。
宴会用のちょんまげでも被っていそうなくらい・・・。あーっおかしかったぁ。
by 七色音 (2009-05-17 21:13) 

Kimukuta

>勇気
TVで見るのと実際に見るのとでは全く違うモノってのは確かにあるね。
漫才や吉本新喜劇も実際に見ると全く違うしw

>716010
感情移入しまくりで、マジで正義の味方になってたなぁw
by Kimukuta (2009-05-17 22:36) 

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